Column

配管を接続する配管継手とは?その種類や特徴をまとめて解説!2021.12.16

配管は、1本で作られているものではなく、曲げたい部分や伸ばしたい部分を接続して、自由自在に建物の内部に張り巡らせることができるようになっています。
この配管の接続に使用するのが「継手」で、つなぎ合わせることを「配管継手」といいます。

配管を接続することはイメージしやすいですが、継手はどういったものか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、配管の接続に欠かせない継手の種類や特徴などを解説します。配管を接続する配管継手とは?その種類や特徴をまとめて解説!

配管を接続する配管継手とは

配管継手は、パイプの管と管を接続する箇所に使用する部品のことです。
継手を使うことで方向を変えたり、2方向に分かれさせたり、管の太さを変えたりすることができるなど、配管を自由に繋いでいけるのが特徴です。

継手にはさまざまな名称があり、コネクターやジョイントと呼ばれています。
また、ワンタッチで接続できるものは、カップリングやクイックカップリング、押しボタン式の継手はサムラッチ式という名前が付いており、これらの総称が継手となっています。

配管を接続する継手の種類

配管を接続する継手は、配管の種類や用途に応じて使い分ける必要があるため、さまざまな種類に分けられています。
配管工事によっては、特殊な加工をして形を変えることもありますが、ここでは形状で分類し、よく使われる継手の種類を紹介します。

ソケットタイプ

ソケットは、同じ太さの管を繋ぐときに使用する継手で、フルカップリングとも呼ばれます。ソケットの接続方法には種類があり、配管によってねじ込みや差し込み溶接などがあります。

クロスタイプ

クロスは、名前の通り十字状になっている継手で、1つのクロス継手で4本の管を接続することが可能です。
主に建築に使われるもので、機械設備には使われません。

エルボタイプ

エルボは曲がっている継手で、配管の方向を変えるときに使用します。
曲がる角度は45°や90°が一般的ですが、エルボよりも曲がる角度が小さい「ベンド」という部品もあり、用途によって使い分けます。
エルボもベンドも、曲げの半径によってロングタイプとショートタイプがあります。

ティー(T)タイプ

ティー(T)タイプは、字のごとくT字型になっている継手で、配管の2つの方向に分岐させたいときに使用します。
同じ太さの管を繋げることもできますが、このタイプは異なる太さの管を繋ぐことも可能です。

レジューサタイプ

レジューサは、太さが異なる2つの管を接続するときに使う継手で、主に直管で繋げるときに配管サイズを変えたい場合に使用します。
レジューサには、管の中心が一直線になっている同心レジューサと、中心が平行にズレた偏心レジューサの2種類があります。

ユニオンタイプ

ユニオンは、接続後にも配管を分解したり、再度接続したりする必要がある部分に使う継手で、ナットとねじ、つばで構成されています。

ワイ(Y)タイプ

ワイ(Y)という文字から分かるように、Y字型の継手です。
ティー(T)タイプと同じく、配管を2つの方向に分岐させたいときに使いますが、ワイ(Y)は、斜めに繋げたいときに使用します。

配管を接続する継手の材質と特徴

配管を接続する継手は、用途や継手の持つ特徴、材質によっていろいろな種類があります。
ここでは、それぞれの材質で継手の種類を分け、その特徴や用途を一覧で紹介します。

継手の種類 特徴 一般的な用途
黒継手(黒心可鍛鋳鉄製) 水・油・蒸気・空気など、あらゆる流体に対応できる 工業用
白継手(メッキ加工可鍛鋳鉄製) 錆や腐食を防ぐ、冷温水や冷却水、工業用水にも対応できる 工業用
ステンレス継手 耐食性に優れている、使用用途幅が広い 食品設備、一般化学設備、各種化学装置、染色設備など
黄銅製継手 銅と亜鉛の合金でできており、柔軟性が高い トイレの給水管、洗浄管、便器の給水スパッドなど
青銅製継手 銅と錫の合金でできており、黄銅よりも強度や耐力、硬度、耐摩耗性、海水耐食性に優れている

特に錆びにくいのが特徴

冷温水、冷却水、給水、給湯など流体を流す配管
樹脂(PP)製継手 腐食には強いが熱に弱い ガス配管
塩ビ継手 加工性に優れているが、有機溶剤や高温、低温に弱い 水道用パイプ
架橋ポリエチレン管継手 接着剤や鑞付け不要で差し込むだけで施工できる

退園疎水性、保温・保冷性に優れている

給水給湯配管、追い炊き配管、床暖房用温水配管、温泉の給湯配管

配管接続に適した継手は?

配管接続に適した継手は、用途によって異なります。
水を流す配管であれば錆びにくい青銅製継手、工業用水に使うのであれば白継手というように、継手の材質によって適した用途は変わります。

逆にいうと、いくら硬度や強度に優れている継手でも、用途に合わなければ使えないということです。

配管継手は配管の用途に適したものを選ぼう

配管継手にはいろいろな種類があり、それぞれに用途や特徴も異なります。
そのため、用途に合わないものを選んでしまうと、配管トラブルが起こる原因になるので、配管継手の選定は専門家に相談しましょう。

当社には専任の職人がおり、継手に関しての専門知識もあるので、配管工の仕事はぜひ当社にご依頼ください。