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配管腐食のメカニズムを詳しく解説!問題点もチェック2022.05.24

家は建てた瞬間から老朽化が進み、使用されている建材や設備全てに耐用年数や寿命があります。

本記事では、水道の配管が腐食するメカニズムについて詳しく探って解説します。
配管腐食の原因、配管の種類による耐用年数、腐食したことで起きる問題なども紹介しています。

水道は誰もが使用するライフラインですので、他人事だと思わないで、もしものときに備えてください。

配管腐食のメカニズムを詳しく解説!問題点もチェック

目次

配管腐食の原因

水道の配管の腐食は、配管の鉄部分に水分が付着し、水分に鉄が溶けだし鉄イオンになり、空気中の酸素と鉄の反応によって酸化鉄が生成されるというメカニズムとなっています。

つまり、配管の腐食の根本的な原因は水分と酸素であり、水道管を水分と酸素に触れさせなければ腐食は起きないことになります。

しかし、そもそも酸素が存在する地球上で、水を使用するための配管を水分と酸素に触れさせないようにすることは不可能です。
そのため、配管を腐食させないためには、錆びにくいステンレス銅を使用することが最も現実的な対策といえます。

また、水道水には鉄を酸化させる塩素が含まれていて、これも配管を腐食させる原因の一つです。

塩素は水道水の殺菌や雑菌の繁殖を抑える大事な役割を担っていますが、強力な酸化剤でもあることから、これによって水道管の腐食が進み錆びつきが進行してしまうのです。

現在使用されている配管には、いろいろな防腐対策がなされていますが、完全に錆びつきを防止することはできていません。

配管の耐用年数は素材によって異なる

全ての設備には寿命があり、配管にも耐用年数が設定されています。
耐用年数に近づくにつれて腐食は進み、耐用年数を過ぎると交換などの対策が必要となります。

配管の耐用年数は使用されている素材によって異なるため、対策をとるには自宅で使用されている配管の種類を確認する必要があります。
配管に使用されている素材は、時代によって変化を遂げてきました。

以下に、時代ごとの配管の素材と耐用年数について記載するので、参考にしてください。

昭和40年頃まで使用されていた配管

昭和40年頃までは、水道の配管に亜鉛メッキされた「亜鉛メッキ鋼管」が使用されていました。
安価で扱いやすいというメリットはありましたが、非常に錆びやすく衛生的には好ましくない上、水が美味しくないなどのさまざまなデメリットも抱えていました。

耐用年数は15~20年ですが、現在では使用が禁止されています。
今でも亜鉛メッキ鋼管を使用している場合は、早めに交換してください。

昭和40年代から50年代まで使用されていた配管

昭和40年以降は、硬質塩化ビニルライニング鋼管と呼ばれる素材が使用されるようになりました。
鉄管の中に塩化ビニル管が挿入されている二重構造パイプで、直管部は錆びることがなくなりました。

現在でも使用されることがありますが、配管を接合する継手やバルブ部分が錆びやすいというデメリットもあります。
耐用年数は20~25年程度まで延びましたが、定期的なライニングの塗り直しが必要となっています。

昭和50年代以降に使用されていた配管

昭和50年代からは、硬質塩化ビニルライニング鋼管が使用されはじめ、管内に腐食や錆びつきが見られなくなりました。
ただし、完全な腐食防止には至らず、耐用年数は20~25年程度です。

平成元年以降の配管

平成元年以降使用されるようになった硬質塩化ビニルライニング鋼管には、腐食が防止できる継手が開発されました。

耐用年数も25~30年と長くなり、現在では錆びにくいステンレス管や樹脂管なども登場しています。

配管が腐食することで起きる3つの問題

持ち家ではないので、自宅の配管に何が使用されていようと関係ないと思っている方も少なくないと思います。

しかし、水道の配管が腐食するとさまざまな不具合が起きることになるため、自身が使用している配管の素材を確認しておくのは大事なことです。

以下に、配管が腐食することで起きる問題点を3つ記載します。

1.汚れた水が出てくる

配管の腐食が進むと、水道から汚れた水が出てくることがあり、管内の錆びつきが酷い場合は赤い水が流れてくる場合もあります。

そのような水は衛生的に良くなく、気づかないで飲んでしまうと健康被害をもたらすこともあるので注意が必要です。

2.水漏れが発生する

配管の腐食が進むと、破損して水漏れが発生する可能性が高くなります。
ここまでいくと修繕コストも高くなり、回復させるまでに時間もかかってしまいます。

3.水道料金が高くなる

配管が腐食して水漏れが起きてそれに気づかないでいると、水道料金が高くなることもあります。
水道代が突然アップした場合は、配管の腐食を疑い早めに対策してください。

配管腐食の対策はプロに任せよう

水道の配管から水漏れがしていなくても、腐食が進むと水の出が悪くなるなどの不具合が起きることがあります。

水道料金が劇的にアップしなくても、普段よりも高い請求額がきたり、自身が使用している配管の耐用年数などに不安を持ったりした場合は、一度専門業者に診てもらうことをおすすめします。

水道の配管の種類や腐食しているかどうかの見極めは素人では難しく、メンテナンスや交換はプロでなければ行うことができません。

当社には専任の職人がおりますので、配管工の仕事はぜひ当社にご依頼ください。
ご自宅の水道管の点検にも、しっかり対応させていただきます。